技能者登録の「簡略型」・「詳細型」(2段階登録申請)

「簡略型」・「詳細型」とは?

技能者登録には「簡略型」と「詳細型」の2種類の登録方法があります。これを、「2段階登録申請」といいます。
2段階登録申請のうち、技能者の本人情報等の基本情報の登録のみを行うのが「簡略型登録」。建設技能者の能力評価制度(レベル判定)の申請に必要な保有資格情報等を登録することができるのが「詳細型登録」です。技能者は、「簡略型登録」又は「詳細型登録」のどちらかを選び登録する方式となります。

「簡略型」と「詳細型」の違い

「簡略型」と「詳細型」では、登録料・登録項目に違いがあります。
各登録方法による違いは下記の通りです。

【登録料】

➀ 簡略型:2,500円
② 詳細型:4,900円

【登録項目】

「簡略型」・「詳細型」それぞれのキャリアップカードに登録される内容は以下の通りです。

簡略型

1.本人情報(氏名、生年月日、性別、血液型、住所、電話番号 等)
2.所属先事業者情報
3.職種
4.経験(過去の実務経験)
5.社会保険
6.建退共
7.中退共

詳細型

1.本人情報(氏名、生年月日、性別、血液型、住所、電話番号 等)
2.所属先事業者情報
3.職種
4.経験(過去の実務経験)
5.社会保険
6.建退共
7.中退共
8.労災保険特別加入
9.健康診断
10.学歴
11.登録機関技能者資格
12.保有資格等
13.研修等受講履歴
14.表彰履歴

詳細型の登録項目は、簡略型の登録項目に加えて、技能者の「労災保険」、「健康診断」、「保有資格」等の7種類の項目を登録することができます。

「簡略型」・「詳細型」のメリット・デメリット
「簡略型」のメリット・デメリット

〇 メリット
登録料が安く、準備する書類が少ないということがメリットになります。

〇 デメリット
1.保有資格の登録ができないため、能力評価制度(レベル判定)に対応していない。
※レベル判定とは、建設キャリアアップシステムに登録される技能者の技能と経験について、技能レベル1~レベル4までのレベル分けを行い、技能者の能力を判定する制度です。
2.「詳細型」へ移行する際に、登録料(2,400円)が発生し、変更申請手続も必要になり手間が掛かります。

「詳細型」のメリット・デメリット

〇 メリット
保有資格情報を登録することができるので、能力評価制度(レベル判定)にも対応しています。資格や経験が増えれば、技能レベルがアップし対外的にも自己の能力をアピールすることができます。また、経審の際の評価点アップにも繋がりますので、重要な人材となり賃金アップ等の処遇改善、より良い職場への転職もしやすくなります。

〇デメリット
「詳細型」は登録の際の、登録料が「簡略型」よりも若干高いことと、必要な書類が多く手間が掛かることがデメリットです。


「簡略型」・「詳細型」それぞれにメリット・デメリットがあります。
今後の建設業界の流れを考えると、手間と金額が掛かってしまいますが、「詳細型」で登録することをお勧めいたします。
以上、「簡略型」・「詳細型」についてでした。


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